2022年8月23日火曜日

日刊バレーヒルリポート 2022年8月23日(火)

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現代摂理を展望する「日刊バレーヒルリポート」
<保守派クリスチャンのための時事評論メールマガジン>
                        2022年8月23日(火)
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バレーヒルリポートでは、毎日のニュースの中から、TV・新聞では報道
されない重要なトピックスをピックアップしていきます。
また日曜/水曜の礼拝の動画もお届けします。

本日のメニューはコチラになります。

★本日のトピックス(3件)
★(コラム)摂理献金を本当はどう考えているのか?


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本日のトピックス(3件)
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■第6回全国100人の学生&先生zoom勉強会
https://www.valleyhill.report/2022/08/6100zoom.html

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■ワクチン後遺症 ファイザー社の有害事象報告書と国内の症例報告
https://www.valleyhill.report/2022/08/blog-post_23.html

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■【米国】リズ・チェイニーの予備選敗北の意味【及川幸久−BREAKING−】
https://www.valleyhill.report/2022/08/2022822breaking.html


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(コラム)摂理献金を本当はどう考えているのか?
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ここ最近、家庭連合の話題をコラムに書いてきたので、この際、禁断の
「摂理献金」の話を書いてみようと思うのである。何もコラムで献金の恨み
つらみを書こうと言うのではない。実際に摂理献金のことを、家庭連合の
幹部は本音ではどう思っているのか、を考察してみたいと思うのである。

今回は、実際に私が見聞きした幹部の発言を取り上げる。その幹部という
のは、家庭連合の会長を2度も務めた徳野氏である。具体的な発言を書く前
に、私がどういった背景を持ち、どういった場面でこの発言を聞いたのか
を説明しておきたいと思うのである。そうしないとこの発言の真意が、
理解できないと思うからである。

まず私は1990年に大学の原理研究会で統一原理を学んだ。原理研究会と
言うのは、統一原理を学ぶ大学生の組織であり、統一教会の歴代の会長を
何人も輩出してきたことからも分かるように、幹部養成の色合いの強い
組織なのである。卒業後の主な進路は献身であり、就職する場合でも、
関連企業への就職がほとんどであった。

そうした中で私の場合は家庭問題が激しく、大学時代に2度の拉致監禁を
経験したあげくに、何の進路も決まらないまま、逃げるようにして上京して
きたのである。当時、世田谷中央教会と言う教会があり、ここが原理研究会
のメンバーのための教会だった。そして私は上京後、この世田谷中央教会の
青年部に所属することになったのである。

世田谷中央教会の青年部は、三軒茶屋青年会(略称:三青会)と言って、
所属するメンバーは、家庭問題で献身できなかった勤労青年が中心であり、
主な活動は、日曜日の礼拝と、礼拝の後はお弁当を食べながら、お互いの
近況報告をしあう、といった、とても牧歌的なものであった。もちろん摂理
献金とは無縁であり、給料の中から十一条献金だけを捧げていれば良かった
のである。山崎浩子さんとの祝福で有名になった勅使河原氏も、当時は
三青会の所属であった。

その後、原理研究会の進路は、献身よりも就職が一般的になり、大学卒業後
の原理研究会OBの受け皿となるべく、世田谷中央教会は「孝成教会」に
名前を変え、現在本部で総務局長をしている澤田氏が教会長となった。澤田氏
が教会長になってからは、以前の三青会のような牧歌的な雰囲気はなくなって
しまったが、それでも孝成教会は摂理献金とは無縁であった。

その理由は、所属する信徒が20代のまだ若い勤労青年ばかりであり、摂理
献金よりも、まずは祝福献金の方が優先されたからである。しかし理由は
それだけではない。原理研究会は二世の代表であることから、孝成教会では
信徒に献金のくびきを負わせるのではなく、統一教会の中で「理想的な教会」
のモデルを作ることを目指していたからなのである。

孝成教会は毎年、特に伝道をしなくても、原理研究会の学生が大学を卒業
する度に、自然に信徒が増え続け、すぐに1回の礼拝では人が入りきれなく
なり、1日に何度も礼拝を行うような巨大な教会にまで成長した。今回書く
エピソードは1998年なので、巨大教会に変貌する過渡期での出来事である。

1998年のある日、当時原理研究会の会長をしていた徳野氏が礼拝を行う
ために孝成教会を訪れたのである。孝成教会は、原理研究会の教会である
から、徳野氏にとっては身内と言える。だからこの時、徳野氏は摂理献金
についての本音を語ることができたのである。

この日の礼拝は、徳野氏が説教をし、司会は澤田氏であった。この時の礼拝
には約100名ほどの出席者がいたと思うのであるが、徳野氏は説教が終わった
後、わざわざ時間を取って、出席者全員に自己紹介をさせ、将来の夢や目標
を語らせた上で、一人一人にアドバイスまで下さったのである。

徳野氏は最後には真のお父様を裏切る人物であるが、実際にお会いすると
このように一人一人に対して、非常に細かな配慮をされる人物なのである。
私などはこの時に、徳野氏の前で将来の夢で何を語り、徳野氏がどのような
アドバイスを下さったのか、今でもハッキリと覚えているのである。

さて前置きが長くなった。この日の礼拝で徳野氏はこう語ったのである。
「この教会は摂理献金から守られています。献金から守られる・・・変な
言い方だと思われるかもしれませんが、実際そういう側面があるのです。」

私はこの礼拝での発言を、今でも鮮明に覚えている。もし全ての摂理献金が
本当に真のお父様からの指示であり、お父様の願い通りに運用されていた
ならば、いかに身内の前ではあっても、徳野氏はこのような踏み込んだ発言
は絶対にしなかっただろうと思うのである。

摂理献金のために、多くの教会が問題を引き起こし、多くの食口が苦しんで
いることを理解していたからこそ、徳野氏は礼拝でこのような発言をされた
のである。

私は孝成教会では、テレビや週刊誌で報道されているような厳しい献金を
経験したことはなかった。しかし実際には全国各地の教会で、いろいろな
問題が起きていることは薄々感じていた。そしてその後、私自身も孝成教会
から地元の教会に移籍した後になって、激しい摂理献金の嵐に巻き込まれる
ことになったのである。

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本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
また明日お会いしましょう。
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1 件のコメント:

  1. 懐かしい話だ。私も1993年原理研究会出身。米国統一神学校に行ったが、学費稼ぎのために日本に帰る度毎に「絶対に日本の教会に行ってはいけない。献金摂理に巻き込まれて二度と戻ってこれなくなるから。」と忠告されていた事を思い出した。

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